ホームへ戻る > シニア世代のデンタルケア > 歯列矯正について知りたい!
歯並びをよくする治療法にはいろいろなものがあります。その中には、自分の健康な歯を歯並びが良くないという理由だけで抜歯し、義歯を入れる治療法もあります。しかし、できるだけ自分の健康な歯を残したいという場合には、歯医者で歯列矯正という治療を選択することができます。この治療は、歯の表面にワイヤーを装着し、ワイヤーで引っ張りながら歯の位置を理想的な状態へと移動させる治療で、健康保険が適用されないケースがほとんど。治療にも1年~3年ほどの期間がかかりますし、歯医者が変わると歯列矯正も続行できないこともあったりするため、治療する前にはしばらく引っ越す予定がないことを確認したほうが良いでしょう。
歯列矯正は、歯の表側の表面にワイヤーを装着する一般的な方法以外にも、歯の後ろ側にワイヤーを装着することで見た目には歯列矯正していることが分からない舌側矯正があります。最近では中高生で歯列矯正をする子供も増えているため、この年齢なら歯の表面にブラケットを装着する一般的な矯正治療をしても、精神的なストレスになることは少ないでしょう。
一方、すでに社会人として働いている大人だと、笑った時に歯列矯正の器具が見えてしまうことが精神的な苦痛やストレスになってしまうことがあります。その場合には、歯医者と相談しながら舌側矯正を選択することもできます。ただし、舌側矯正は一般的な矯正治療よりも時間がかかるだけでなく、食べ物が詰まりやすかったり発音に影響が出るなどのデメリットもあるため、あらかじめ歯医者と良く相談しましょう。