ホームへ戻る > シニア世代のデンタルケア > シーラントの方法を知りたい!
フッ素塗布よりも確実な虫歯予防効果が期待できるシーラントは、歯医者での定期健診で受けることができます。健康保険が適用されない治療となるため、費用は少し高くなりますが、このケアは前歯には必要なく、虫歯になりやすい奥歯にのみ行うのが一般的。上下左右4本ずつで数万円かかると考えると良いでしょう。
歯医者でシーラントを行う際には、プラスチック成分で歯を覆う前に虫歯菌などの細菌が残っていないように徹底的にクリーニングすることが必要となります。そして、清潔な歯の表面に液体のプラスチック成分を塗布していくわけですが、痛みなどは全くありませんし、液体を歯の表面に塗布するので、シーラントをした後に歯の見た目が変わることはありません。虫歯治療のように歯を削ったりする必要もありませんから、麻酔などをせず、その場でさっと処置できるのが特徴です。
シーラントは、歯医者によって1度の通院で対応してくれるケースが多いようです。場合によっては2回に分けられることもありますが、塗布する前にしっかりクリーニングする必要があるため、クリーニングとセットで行うことが多いようです。また、シーラントをすれば100%虫歯を予防できるというわけではありません。日常生活の中でシーランドがかけたり割れたりすれば、そこから食べかすや虫歯菌が入り込み、シーラントの内側で虫歯が発生してしまうこともあります。白いプラスチックのコーティングなので、かけたり割れたりしても素人目にはまったくわかりません。歯医者によく相談しながら、シーラントをしたほうが良いかどうかを決めると良いでしょう。