顎関節症とは?

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男性よりも女性がかかりやすいと言われている顎関節症。「顎が外れる」と表現されることもある疾患ですが、口が痛くて閉じなくなったり、逆に開かなくなったりする症状が現れます。原因にはストレスや姿勢の悪さ、骨格のゆがみなどいろいろなものがありますが、その一つに、かみ合わせの悪さもあります。つまり、上あごと下あごのかみ合わせが悪い人は、顎関節症になりやすいという事なのです。

顎関節症になったからといって歯医者に行っても、その場で治療はしてもらえません。担当は、口腔外科となります。しかし、歯医者ではかみ合わせの悪さを改善することができるので、顎関節症になりにくい骨格を取り戻すことができます。かみ合わせは大人になるまで放置してからよりも、骨格がまだ柔らかく成長過程にある子供のうちの方が短い期間で治療することができます。また、かみ合わせが悪い人の全てが顎関節症にかかりやすいという事ではなく、上下の歯でカチカチ音を出せない人や、前後にずれてしまう鋏状咬合などは、顎関節症になりやすいかみ合わせといえます。


歯医者で顎関節症になりやすいと診断されたら、かみ合わせを補正するためのマウスピースを作って毎日の生活の中で矯正することになります。場合によっては顎を削るなどの外科手術を行うケースもありますが、症状や年齢、顎関節症にかかっているかどうかなどによって治療方針が決まります。マウスピースは一般歯科でも作れますし、健康保険適用の治療なので、かかる費用もそれほど高くなりません。